他人を不快にする口臭の分類
他人を不快にする口臭の分類


Ⅰ.病的な口臭=病気の症状として現れる口臭、周囲の人たちが悩まされる口臭の代表

(特徴)
A.臭気を発する本人は、ほとんど気がつかない。(本人が深刻に悩むことは少ない。)
B.周囲の人たちは、本人が会話のたびに、または、呼吸をするたびに、通常の会話距離(対象者の顔面から30~50㎝)の距離で、常に、不快な臭気を感じる。
C.口臭の原因となる、特定の疾患が必ず存在する。(多くは、歯科的疾患や問題。耳鼻科的な疾患、呼吸器的問題、内科的問題など)

Ⅱ.非病的な口臭=病的口臭を引きこするような、疾患がないにもかかわらず、時々、会話条件によって周囲の人たちを不快にさせる口臭。


生理的口臭

(特徴)
A.病的口臭が常に周囲の人たちを不快にするのではなくて、時々不快にする。
B.周囲の人たちが不快感を感じる距離は、おおむね相手の顔からの距離は30cm以内である。(通常の会話距離では、わかりにくい。)
C.口臭の出現は、あったりなかったりする。
D.身体のコンディション・ストレスに対する感受性の違い(個性)・会話条件・生活習慣になどによって、発生したり発生しなかったりする。
E.多くの場合は、病的口臭と異なり、本人も気がつくことがある。不安になるとより、感じるようになる。

次のような種類がある。

a.民族的な口臭
  
  キスや抱擁などのコミュニケーション習慣のないアジア民族などは、各民族の生活習慣
  や食生活習慣の違いによる、特有の臭気を持つ。
  同一民族間では、認知しにくい。

  ex) 日本人:醤油系・納豆系の発酵臭
     韓国人・東南アジア民族:ニンニク臭などのスパイス臭

b.各年代別固有の口臭(加齢臭)

  乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれに年代固有の臭気で、非常に近い距離や、身体条件、生活習慣などによって、臭気に強弱がある。
  同世代同士の間では認知しにくい。

C.起床時口臭

  起床直後に発生する口臭・・・生活習慣や口腔衛生管理習慣・体調などによって変化する。

D.空腹時口臭(飢餓口臭)

  空腹な状態や、飢餓の状態で発生する。
  無理なダイエット、朝食を省くなどの食生活習慣によって、ひどくなる。

E.緊張時口臭

  持続する精神不安・緊張などの精神的なストレスがかかった時に一時的に発生する。

F.疲労時口臭

  身体が疲労した時に発生する。

G.口腔内乾燥に伴う口臭

  スポーツの後や、カラオケ、歌を歌う・口呼吸習慣などによって、一時的に口腔内乾燥が  起こったときに発生する。

H.女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭

  生理中・排卵日・妊娠時などにおける臭気。ピル服用などによっても起こることがある。

I.飲食・喫煙に伴う口臭

  臭気の強い飲食物摂取習慣・飲食後の口腔内ケアーの不備、不適切な喫煙習慣や、飲酒習慣に伴う口臭


J.サプリメント・ビタミン剤・ドラッグの常用による口臭

  筋肉増強剤・ビタミン剤の服用など、漢方・サプリメントなどの常用によって、特有の口臭が起こることがある。

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通常、一般的歯科・耳鼻科・内科・従来からの口臭治療方法や口臭に対する概念を採用している口臭外来機関では、患者が、いかに生理的口臭については、悩んで相談に行ったとしても、健康な人には誰にでもあると言う理由で、対応はしてもらえない。
通常病的口臭以外の口臭については、現行の口腔内ガス測定器では、正常と判定されます。

また、先生が通常会話距離で、口臭を認知できなかったり微細であったりする場合は「誰でもあるから気にしないように」指導を受ける程度です。

それでも、不安を訴えると「幻覚を訴えている」と判断され、「精神的症状」として、誤って解釈され、精神科に送られたり、誤診を受ける可能性が多いです。


しかしながら、口臭治療を希望する、「自分の口臭が不安」になって受診してくる圧倒的多数(80%ほど)の人たちは、非病的口臭について悩んでいることが多い。

尚、国際口臭学会の分類でも、「生理的口臭」も、病的口臭と同じく他人を不快にさせる口臭(真性口臭)として、分類されています。
ただ、日本の多くの学者や、歯科医も、真性口臭である生理的口臭については、「治療の必要性のない口臭」と定義しています。したがって、最初から治療対象にはなりません。

ほんだ歯科および、ほんだ歯科提携クリニックでは、自分の口臭が不安になってくる患者の大半をなす生理的口臭に対応した口臭治療を行っています。

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by doctor_s_honda | 2004-12-24 02:43 | 口臭の種類
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